ソディックが3Dプリンタ金型技術でフェイスシールド用フレームを開発!
ソディックは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防に有用な本格フェイスシールドを約100円相当の低コストで作ることが可能なフェイスシールド用フレーム「Face Tech(フェイス・テック)」を開発、7月中旬より本格的に供給を開始する。
同製品は、金属3Dプリンタ金型技術で冷却・成形サイクル時間を大幅に短縮、短期大量生産を可能にしたもので、市販クリアファイル等を穴開けして挟むだけ約100円から作れる今までにない低コスト化を実現する。

「Face Tech」は、3つのパーツでフレーム部を組み立てるもので、シールド部は市販されているA4/B4クリアファイル、ラミネートフィルムやクリアポケットなどに文具・日用品にパンチ穴をあけたものを付属のクリップ (市販のダブルクリップ 等でも代用可)で固定するだけで完成する。
フレーム部は樹脂製で、ソディックの金属3Dプリンタ技術を駆使した自社製金型を使った高い成形精度により、ならかな形状と質感で優れた装着感を実現。しかも、シールド部を簡単に取り外して交換・廃棄可能な構造としているため、衛生面にも貢献する。

ソディックはCSR活動の一環として、今後、医療・各種公共機関をはじめ、社会を活気づける上で欠かせないスポーツ関連の施設や団体などに無償提供を予定(数量限定)するほか、製造原価のみの1個あたり90円程度(税込・送料別)で供給していく(フレーム部のみ、シールド部は別途必要) 。

同社はすでに量産試作に入り、7月上旬からグループ会社のソディック エフ・ティ・宮崎事業所で月産10万個レベルの供給体制を計画している。

「Face Tech 」は、軽量で収納もかさばらないため、業務用途以外にも常時携帯して社内や出先でのミーティング、また、コンサートやスポーツ観戦のお供にも最適な様々な活用が可能。
シールド部は自由に選べるため、好みのデザインのクリアファイルやシールを貼って楽しめるほか、また、フレーム部には左右両方にオリジナルでロゴも入れられるため(受注生産)、団体名やマークなどカスタマイズも可能。そのため、ノベルティ商品、ご当地デザインのシールドをセットにしたお土産品といった幅広い展開も期待できる。

ソディックは、金属粉末にレーザー光を照射することにより溶融し、仕上げ加工まで連続して行える「金属3Dプリンタ」を幅広くラインアップ、従来の切削では不可能な最適化された冷却配管内蔵のプラスチック成形用金型や複雑な意匠デザインによる部品などで、高精度・高品位な加工性能を実現している。
今回、金属3Dプリンタ技術を応用して、新型コロナウイルス感染症予防に有用なフェイスシールドを短期間で大量にかつ誰でも手軽に使える低コストで供給できないかと、開発したのがフェイスシールド「Face Tech」で、金型の3D冷却配管構造により冷却時間50%短縮、成形サイクル時間20~50%短縮することで、短時間大量生産による超低コスト化を実現した。

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