三菱マテリアルは、転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」インサート11型番を追加発売した。

転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」は、独自技術による新しいコーティングプロセスにより、Al含有比率を高めても結晶構造が変化しないAl-Richコーティングを開発し、高い皮膜硬さを実現させたインサート材種。
今回、インサート型番を主要カッタに展開して、使用用途の拡大を図った。

転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」は、高い硬さを持った(Al,Ti)N膜を採用。硬さに加え耐酸化性も大幅に向上させ、優れた耐摩耗性を実現した。

また、耐熱衝撃性に優れ、熱亀裂の発生しやすい湿式切削においても加工安定性が向上。
軟鋼、炭素鋼・合金鋼から析出硬化系ステンレス鋼、ダクタイル鋳鉄の加工に適している。

新たに追加したのは転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」インサート⾼能率加⼯⽤多機能カッタ“VPXシリーズ”搭載インサート8アイテム。
高送り加工用両面インサート式ラジアスカッタ“WJXシリーズ”小型09タイプインサート3アイテム。

標準価格(代表型番)は次の通り。
LOGU0904040PNER-L MV1020 　 3,050円(税込み価格　3,355円)。
LOGU1207040PNER-M MV1020 　3,300円(税込み価格　3,630円)。
JOMU090512ZZER-M MV1020 　　1,980円(税込み価格　2,178円)。